川のある暮らし

雪だるま作れば良かったなー。

仕事帰りに、買い物をして両手に大荷物を抱えて歩いていると見たことのある顔が。以前住んでいた家のお隣さんでした。
前の家は古いながらも愛着のある家で、全然離れたくなかったんだけど、夏に引越を決めて結局落着いたのはその家から5分離れたところ。お母さんのように世話を焼いてくれたお隣さんには「同じエリアだからいつでも会えますね」と言って引っ越したのにその後、たまに家の前を通り過ぎるくらいですっかりご無沙汰してしまってた。子どもが生まれることも報告して、生まれたら連れて行くことに。今は私たちの住んでいたお家には子ども連れのご夫婦が住みはじめ、にぎやかな毎日だそうです。住所を書いたメモをポストに入れに行きがてら、最近はまっている西光亭のクッキーを届けに行こう。

私はご近所に恵まれることが多くて、前の家のときもお裾分けだ、ゴミ出しのルールはこうだ、近所で厳しい人は誰だ、といろいろと世話を焼いてもらい、深入りはしないけどいざというときに何かと相談できる関係ができた。今の家のご近所さんは長年その地域に住んでいる人が多く、そのためか地域に愛着を持っている。だから、ゴミ捨て場も家の周りもいつも綺麗。そしていつも気にかけあっている。今時、他人との関わりをわずらわしく思う人も多いけど、縁は大切にしていきたいなぁと思う今日このごろ。ご近所さんと良くコミュニケーションしている割には、名前が覚えられず困っておりますが。

家に一人でいるときに、今までの暮らしを振り返って、私は同じ地域にずーっと住むことが多かったな、とふと思う。おおまかに分けると18年過ごしたふるさと<夙川>、大学時代と社会人のスタート時期<神田川>、そして現在<善福寺川>。不思議なことに、そのどの街にも川がある。そして、サクラ並木も。またいつか違う街に移っても、気付いたら川があるところを選んでいるんでしょう。きっと。